謎のマーク

謎のマーク

これは、神奈川県に住む20代の女子大学生、Mさんの恐怖体験談です。

大学の寮を出て、憧れの一人暮らしを始めたばかりの私は、環境の変化のせいか、引っ越してからわずか3日目で、体調を崩して寝込んでいました。

ゼミのレポートの提出期限も迫っていたので、何とか頑張らなくちゃ、とは思ったものの、ほとんど身動きが取れないほど体調が優れません。

隣県に住む母に電話をして来てもらおうか迷いながら、ベッドの上でぼーっと天井を見つめていると、ちょうど私の真上に、何かのマークのようなものが書かれていることに気が付きました。

メガネをかけてよく見ると、そのマークは書かれたというより、何か鋭利なもので彫られているようです。

さらに目を凝らしてそのマークをじっと見ていると、益々体調が悪くなっていく気がして、それ以上見るのをやめました。

翌日、絶対に出席しなければいけない講義があった私は、朝、無理やり体を起こし、フラフラになりながら学校まで辿り着き、かろうじて講義を受けました。

その後、昼休みに友人と学食で昼食をとっている時、天井のマークのことを思い出し、そばにあった紙ナプキンにその模様を書いて、テーブルの対面に座る友人に見せました。

⬜︎ ー ◯ と  L I ー V ー

すると友人は、「それ、韓国語で『◯ね』って書いてあるよ」と事も無げに言い放ちました。

韓国語ができる友人が、そのメモの天地をくるっとひっくり返して私に見せると、

「この向き。죽음(jug-eum)」 は、韓国語で『◯ね』ってことよ」

と教えられたのです。

その後、私はすぐに引っ越しました。

実話怪談【神怖】謎のマーク

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